ロールオーバーとスワップポイント

最近、株式のデイトレードという言葉をよく耳にすると思います。
FX においても、1日のうちに新規注文と反対売買を行い、即日利益を確定させるデイトレードはあります。
この場合、直物取引として2営業日後に決済されます。

しかし、中・長期的に相場の見通しが明るくすぐに決済をせずにしばらく様子を見た方が良い場面もあります。
このような場合、反対売買の注文を見送ると決済が自動的に1営業日ずつ先送りされます。
注文が先送りされることを『ロールオーバー』といいます。

建玉の決済日の前営業日に翌々営業日を決済日とする建玉に乗り換えることをいう。
結果的に決済日が1日繰り延べられることになる。

建玉を決済せずロールオーバーを繰り越すと、その間、買い持ち(売り持ち)の状態を続けることになり、1日ごとに金利が発生します。

これを【スワップポイント】といいます。

金利が発生する原因は、本来2営業日後に決済されるはずの取引(直物取引)がロールオーバーによって3営業日以降の取引(先渡取引)に変更されることと解釈していただければ結構です。

ロールオーバーとは、直物取引を先渡取引にスワップする行為なのです。

なお、スワップポイントはFX を取り扱う会社によって様々なので、できるだけ率の良い会社を選ぶことが肝要です。

【用語解説】

『買い持ち』と『売り持ち』
買い持ちは、『売り建玉』、売り持ちは『売り建玉』と同義で用いられる。
スワップポイント
別名『スワップコスト』ともいい、ロールオーバーを行うことにより生じる取引通貨間の金利差損益金のことを指す。
先渡取引
約定から3営業日以降に決済する取引のことをいう。FX においては、先物取引が単独で行われることはなく、必ず直物取引とのスワップとして行われる。
よって、本来2営業日後に決済される取引(直物取引)先物取引に入れ替わることで、決済日が3営業日以降に繰り延べられる。
スワップ取引
スワップの意味は、『交換』という意味。
為替においては、直物と先物をこう交換することや期間の異なる先物同士の入れ替えを『スワップ取引』という。